40代になると、皮膚の薄い目元のシワは、一番気を付けたいパーツです。
そんな時、ついつい保湿重視で、クレンジングについて考えてみたことはありますか?
せっかく高級クリームを使っていても、根本的にクレンジングで、目元などお肌にダメージを与えていては勿体ないです。
特に乾燥の進む湿度の低い冬場は、シワが深く刻まれる過酷な季節。
ただでさえ40代ともなると、お肌のハリといったコラーゲンを作り出す、肌の奥部にある真皮内の線維芽細胞の働きも数も低下してきて、ガクっとお肌の状態も衰えてきます。
シワやシミ、たるみなどお肌のエイジングサインが一気に表面に出てきます。
そんな時に、良かれと思って使っていたクレンジングで逆にお肌の老化を速めてしまっていたら勿体ないとしかいいようがありません。
40代の目元の特徴
目元は皮膚が薄い
元々、目元の皮膚は、頬の皮膚2.4mmと比べても薄いんです。まぶた0.8mm、目の下の皮膚は、0.12mmもの薄さです。
そのため、元々乾燥しやすい状況なんです。
また、皮膚が薄い分、目元は、摩擦や刺激を受けやすくなります。
濃いメイク、過度のクレンジングやマッサージ等で目元を必要以上にこすったり、負担をかけてしまうとシワの原因にもなります。
目元の皮脂も少なくなる
目元は元々皮脂量が少ないパーツです。しかも、女性は、加齢に伴い皮脂量も減ってきます。
そうすると、お肌の角質層で、外部の刺激から守る「バリア機能」が低下してしまいます。そして、肌内部の水分が蒸発しないように守ってくれる皮脂が少なくなるため、お肌が乾燥に傾いてしまいます。
つまり、目元のシワを作ってしまう事になるわけなんです。
目元は筋肉疲労になりやすい
今や、毎日の生活必需品になったPCやスマホを一日何時間使っていますか?
PCやスマホで毎日の生活が便利になった代わりに、目にも負担をかけています。
それは、眼球自体にも負担をかけてスマホ老眼という状態を作って、一時的に近くの物が見えづらくなるといった事だけでなく、眼輪筋などの目の周りの筋肉のコリ、筋肉疲労をも起こしています。
筋肉疲労・眼精疲労によって、血行不良になりターンオーバーを遅らせます。
その結果、目元のしわだけじゃなく、クマ、色素沈着といった原因にもなってしまうんです。
「必ずしも、40代になったら目元がこういった状態になる」というわけではありません。
40才前でも生活習慣によっては、こういった状態になってしまう女性も勿論いるわけです。
ですから、いかに目元のシワといったエイジングサインに早く気づいて、対策をとる、ケアしてあげる事が重要なんです!。
目元のメイク・クレンジングも40代のシワや乾燥を加速させる原因
「目は口ほどにものを言う」といいます。
それだけ目には力がある分、メイクも盛りがち。
目元が華やかだと若く見えたり、ショボショボしている自信のない目元を隠す事も出来ますからね。
夏、汗をかいても落ちにくいウォータープルーフのマスカラやアイライナーなど年々化粧品も進化しています。
だけど、その分、ウォータープルーフタイプのメイクを落とす為に、お肌に負担がかかってきてしまうクレンジングを使うしかないという状況になってしまいます。
お肌に負担がかかるというのは、つまり、クレンジングによって、お肌を本来守ってくれる働きが低下してしまっている状態です。
本来であれば、表皮の角質層という肌の最前線部隊には、十分な皮脂があって、肌内部の水分が外に逃げないようにガッチリと守ってくれています。
ですが、間違ったケアや、過度のクレンジングによって、この角質層の皮脂が必要以上に奪われてしまうと、肌を守るべき天然のクリーム=皮脂が奪われてしまい、カサカサ乾燥肌になってしまうんです。
冬の環境として乾燥肌になってしまうのとは違って、乾燥肌という過酷な状況を自分で作り出していったと思うと、残念でなりません。実に勿体ないです。
ぜひ40代の女性には、賢い選択をして目元の潤いを大切にして欲しいです。